新世界动漫

 
赛道天使
赛道天使
连载中 | 1987年月

  『超時空ロマネスクSamy』などのオリジナルものを送り出してきたTDKコアによる約45分の青春バイクロマンOVA。80年代OVA黎明期を支えたバイクものOVAのひとつだが、劇中に登場する主人公マリコのバイクは独創的な架空のデザインで描かれている。下町の寿司屋のひとり娘・岡崎マリコ。母を亡くし、父ひとりで育てられた彼女は男勝りな性格の持ち主だ。今日もマリコは元レーサーの永瀬雷太が経営する喫茶店に入りびたり、その興味の対象は何よりもオートバイだった。父の反対をよそに、友だちの圭一たちとツーリングへ出かけるマリコだが、そのダイナミックな走りは現役のレーサーにして鍋島コンツェルンの御曹司・鍋島祥からも興味を持たれる。やがて宿泊先の露天風呂からマリコの大切にしているお守りを祥の仲間がいたずらで盗んでいった。これを取り戻そうとする圭一だが、運悪く負傷。だがこれが祥とマリコをサーキットで対決させるきっかけになるとは誰も思わなかった……。本作の実制作はスタジオ・ユニコーンが担当。監督は『無敵超人ザンボット3』や後年の『ひまわりっ!』などのプロデューサーとしても知られる栃平吉和が手がけた。主題歌を唄うバラドルの森口博子もマリコの友人ひろこ役で出演。

魔性菩萨
魔性菩萨
连载中 | 1997年月

  この作品の中核となるアイディアはサイコダイブである。これは、人の精神に潜り込み(ダイブし)、対象の持つ記憶情報を入手すること、対象の隠されたトラウマを発見すること、そこから派生して精神操作まで行うことが可能という技術である。「テレパシーのような超能力ではなく、素質と専門知識をもった人間が専用の機器を用いて行う科学技術である」という前提と、それなしでサイコダイブを行う天才(あるいは異才)を主人公と規定しているところが作品の特徴となっている。
  ただし、夢枕獏の作品にサイコダイバーという職業が登場するのは、『魔獣狩り(淫楽編)』が最初ではない。連載開始(『月刊小説』昭和58年(1983年)2月号「女体暗黒祭」)のほぼ2年半前、『奇想天外』昭和55年(1980年)10月号に掲載された短編「てめえら、そこをどきやがれ」に膛馬明(とうま あきら)というサイコダイバーが登場している。
  また、1978年に第9回星雲賞(日本短編部門)を受賞した小松左京の短編SF小説『ゴルディアスの結び目』には、サイコダイバーと同じく、コンバーターと呼ばれる機械を用いて被験者の精神に浸透(インベスティゲイション)するサイコ・デテクティブないしサイコ・エクスプローラーという職業が登場している。なお「サイコ・デテクティブ」を自称する主人公が自らの仕事を水槽の汚れを掃除する「潜水夫」みたいなものと説明しているので、夢枕獏の「サイコダイバー」という用語の発想の元である可能性も大きい(「コンバーター」が小松作品起源であることは作者自ら述べている)。

机动战士Z高达Ⅱ:恋人们
机动战士Z高达Ⅱ:恋人们
连载中 | 2005年月

  宇宙世紀 0087 年、地球連邦軍のエリート組織「ティターンズ」と、反地球連邦組織「エゥーゴ」の内戦は続いていた。エゥーゴに身を投じたカミーユは地球降下作戦後、エゥーゴの支援組織「カラバ」のハヤト・コバヤシらと接触。ティターンズの追撃をかわしつつ、再び宇宙へと還る機会をうかがっていた。
  そんな折り補給のために立ち寄ったニューホンコンで、カミーユは、神秘的な少女フォウと運命的な出会いをする。だが、フォウはティターンズの強化人間。禁じられた二人の出会いは、カミーユの心を愛と苦悩に引き裂く。哀しみに満ちた戦いの果て、フォウは決死の覚悟で、カミーユを宇宙へと送り出す。
  宇宙へと戻ったカミーユを待ち受ける激しさを増した戦場と、新型モビルスーツ“Z(ゼータ)ガンダム”だった。非道なコロニー落とし作戦や月面都市への爆弾テロなど、激しさを増すティターンズの戦法。そして大きく変転を始める政治状況。エゥーゴは指導者ブレックス准将を暗殺で失い、一方ティターンズ内部では木星帰りの男シロッコが勢力を拡大しつつあった……。
  そして、ついに動きを見せ始める第三勢力――それは旧ジオン軍の残党、アクシズだった。カミーユの新たな力、Zガンダムが、混迷の戦場を切り裂いて飛ぶ!

无限地带23Ⅱ:告诉我你的秘密
无限地带23Ⅱ:告诉我你的秘密
连载中 | 1986年月

  ガーランドと出会い、自分たちの住む世界の真実を知り、そして屈辱を味わったあの日々から時を隔て、省吾は世間に背を向けるようにして暴走族の「トラッシュ」に身を寄せていた。世間は情報操作により戦時下とされ、事実、偽りの世界の外では侵略者デザルクとメガゾーンの激しい戦闘が展開されている。そんな時に全ての真実を知る唯一の人物である省吾は、以前B・Dと戦ったことが引き金となったのか、自暴自棄ともとれるような暴走行為を重ねていたのだった。
  いつものようにアジトで仲間たちと奔放な時を過ごす省吾。そんな時、彼は由唯との再会を果たす。しかし二人の間には、まるで見えない壁が大きく横たわっているかのような重い空気が流れていた。それは、理由も告げずに省吾が由唯の前から姿を消したからなのか。
  そんな時、突然ラジオからイヴのSOSメッセージが流れてくる。
  イヴ…7Gのオペレーター…そしてガーランド。
  「よし、リベンジかましてやるぜ!」
  省吾はトラッシュのメンバーと共に軍部へと殴りこみをかける。失ったガーランドを奪い返すため、そして自分のために。
  いよいよメガゾーンは未来への迷走を始め、その混迷の色を強めていくのだった。